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6畳間とビールと私

社会人4年目OLの一人暮らし日記

2016年総括 【読書編】

まとめるぞ!さぁどんどんまとめるぞ!

 


【 読書編 】

 

・方法
2016年に読んだ本リストの中から各月ごとに一作品を選び、自分的年間最高リストを作成したいと思います。(漫画は除く)

 

 

・月間MVP作品

 

1月  「きらきらひかる」 江國香織
2月  「倒れるときは前のめり」 有川浩
3月  「きりこについて」 西加奈子
4月  「小泉今日子書評集」 小泉今日子
5月  「空の中」 有川浩
6月  「しろいろの街の、その骨の体温の」 村田沙耶香
7月  「海の底」 有川浩
8月  「山女日記」 湊かなえ
9月  「図書館の魔女①」 高田大介
10月  「図書館戦争シリーズ」 有川浩
11月  「洗礼ダイアリー」 文月悠光
12月  「紙の月」 角田光代

 

 

 

 


・圧倒的「有川作品」

2016年の目標の一つに「有川先生の作品を読みつくすぞ!」ということを掲げておりましたので(特に自衛隊3シリーズとか)、2015年に読んだものも含めてそれは達成出来たかな、と思います。一年を通して、新しい本がない時はずっと繰り返して読んでいたし、ここまで同じ作品を何度も読み返す経験をしたことがなかったし、読む度に新しい発見(伏線が見えてきたり)があって、本当に何度読んでも飽きない作品でした。

映画のときもなんですが、2016年はV6から派生して色んな媒体の作品を好きになり。そこから更に好きな作家さんとか監督が増えて嬉しや~という年だったのですが、有川先生はその最たるものかもしれない…。

 

丁度V6にはまるきっかけとなった「図書館戦争」の映画(2作目)の公開に伴い、本屋にも素晴らしく展開がされており、前々からタイトルは知っていたし「見に行くなら原作も読もう。有川浩は『植物図鑑』とか『阪急電車』は読んだことあるし~」という感覚で手に取ったのが、有川イヤーの始まりでしたね…。今思えばその2作は珍しく(?)現代モノだし、ファンタジーでもない作品なんですよ!!それが入り口だったので、「図書館戦争」を読んでだだはまりしてしまったんですよねぇ。

 


語りだせばキリがないので止めておきますが、有川先生の言葉遣い言葉選びが私がすんごく好きです。登場人物のセリフしかり、ナレーション部分の説明しかり、先生のあとがきまでも。それは小説でも、漫画でも、音楽の歌詞でも関係なくって、ただただ言葉遣いが素敵な人に私は惚れてしまうんだ、とつくづく実感しました。(V6の三宅くん推しになったのもちょっと影響しているかも)

 

あとね、有川先生の作品に出てくる女性が皆強くて可憐で凛として、美しい。特に自衛隊シリーズ(「空の中」「海の底」「塩の街」その続編しかり「図書館戦争」も勿論)で顕著に表れるような気がしているんですよね。女性の書く女性だからなのかな~。以前はよく、男性の書くミステリーを好んで読んでいたんですが、こんな風に感じたことはなかったんですよ。
「女だから」「若いから」「可愛いから」「小さいから」みたいな世間からの女子イメージを払拭するような。「だから何ですか?」と言わんばかりに皆強いんだよ。正しいんだよ。特に(これは私の単なる好みかもしれないけれど)そういう女子が好きな人や大事な人の前では、本音を漏らしてちょっと弱気になっちゃったり、疲れちゃったり。そういうのが「萌え」るんでしょ…「萌え」以上の「惚れ」なんでしょ…。そしてそういう女子のパートナーとなる男子キャラは、その機敏を分かっているのかいないのか(偶然なのか)、ちゃんと受け止めてくれるんだよね…。あぁもう書いているだけでダメだ。

因みに一番キュンッ!!!!となったのは「図書館戦争」シリーズの別冊の、柴崎の話です。映画版で演じた栗山千明をモデルにしながら妄想して読むと、更に良きかな…となるのでオススメです。(←こういう時実写化していて、それが当たっていると助かる!イメージしやすくなる!)

 

 

 

・女性作家の作品

「女性が書く作品を読む」というのも目標の一つでした。今までは割とミステリーが好きで(入りやすいし)、となると男性作家の作品を読んでいたのですが、湊かなえとか真梨幸子とかいわゆるイヤミスから女性作家さんも好きになりだして。でもベースはずっとミステリーとかサスペンスだったんですよね。だから意識的に外して2016年は読めたような気がします。

 

読んでみて思ったのは「やはり有名な人はすごい」。読まず嫌いで名前を知っている女性作家はたくさんいて。その中でも手始めに…と思ったのが江國香織だったんですよね。(それも東京タワーの映画から派生して…V6様様です…)
「東京タワー」は完全に映画の補完のために読んだんですけど、映画と原作とじゃまた全然違ってよかった。原作の人物設定の方が好きです。それで「江國香織はいけるかも!」と上半期はわりと中心的に読んでいた気がします。

 

その中でもきらきらひかるがサラーッと読めてとっても良かった。ドラマになっていたのは知らなかったので、是非今度見てみたい。登場人物が全員普通じゃないのに普通に生活を営んでいたり、分からない気持ちやセリフも出てくるけど根っこで思っていることは変わらないなぁ…とか。そんなTHE大恋愛!みたいな内容じゃない方が私はたぶん好みなんだと思う。

 

有川浩は通年読んでいたので省略。

 

西加奈子は以前「きいろいゾウ」を読んだことがあって、当時は独特のテンポや言い回しに着いていけなくて正直あんまり好きじゃなかったんですけど、「漁港の肉子ちゃん」「きりこについて」がとっても良かった。「ど根性もの」じゃないけれど、日々を頑張っている姿を読んでスッキリするのが印象的だった。好みだった。ただ自分的には作品によって合う合わないが顕著な気がするので、裏表紙のあらすじやレビューを見て吟味してから読むようにしています。「サラバ」は読んでみたい。

 

 

何気なく読んで最高だったのは、村田沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」がはちゃめちゃに良かった。他の作品(多分「授乳」だったかな)を読んだことがあったけれど途中で挫折した経験があったので、どうかな~とハラハラしながら読んだけどとっても良かった。その頃はまだ芥川賞は受賞していなかったので、色眼鏡なしで読んで最高に良かった。

読んでいるうちに、自分の小学校~中学校くらいの「好きなんだけど付き合うとかじゃなくて、でもその人の一番でありたい」みたいな脆い感情が、突拍子もない行動と共に描かれて。主人公核の男子がね、すごくいいんですよ。思春期の男女の成長の違いとか、学校内でのヒエラルキーとか、それを分からない男子とか。題材は青春なんだけど、中身は大人向きというか。自分が働き出してから、高校生モノの少女漫画がアレルギーみたいに読めなくなっていたけれど、この作品はすんなり読めた。ただ西加奈子と同じく合う合わないがありそうなので、慎重に今後も読んでいきたいと思います。

 

 

 


・非現実が好き

 

日常をほのぼの切り取った作品や恋愛をテーマにしたものよりも、非現実的なテーマを扱った作品の方が私はべらぼうに好みで。きっと現実逃避したいんだろうなぁ。あと単純に「何故そんな設定を思いつく!?!?」みたいな、その作家さんに対する凄みを一番よく感じられるから好きなんだと思います。

 

 

ハリーポッターと呪いの子」はリハーサル版と知らずに購入してちょっとビックリしたけれど、それでも読んでいてあれだけ場面が浮かんで、ハラハラ感情移入できるのは何なんだろう。原作も映画も全部拝見しているので、妄想はバッチリだよね!続きを書いてくれて、本当にありがとうございます!という気持ちで読みました。愛蔵版?も楽しみだな~

 

 

「図書館の魔女」は「アニメ化して欲しい、映画サイズで!」ってくらい、読んでいて建物とか地理とかバーッと浮かんできて「こりゃぁ大変だ…」という気持ちになります。途中で浮気してしまってまだ一巻しか読めていないけれど、マツリカの頭の中覗きたい…二人だけの他の人には分からないコミュニケーション好き…っていう感じです。

 

 

 

 


・まとめ

 

読書という習慣はずっとあったんですけど、改めてちゃんと読書した記録をつけて感想を書くと、自分の好きな傾向とか分析出来てとっても面白いってことが分かったので、これからもしっかり続けて行きたいです。

 

年齢や経験と共に好みがガラッと変わってるし、世の中の「面白い」が私にとっては「面白くない」ことがあって、何事も実践してみないと分からないという教訓にもなりました。今は(私生活の影響が大きいと思うけど)恋愛モノがメインの話には全く興味なくて。エッセンスの一つとして恋愛があるのは全然かまわないし、むしろそちらの方が好みなのかもしれない…。

 

 

2017年の目標は「ジャンルレスに!貪欲に!」といきたいところですが、しっかりと裏表紙のあらすじを読んで、装丁も見て、作家さんの傾向なども見て、自分が好きそうな人をどんどん発掘していきたいなぁ~。読まず嫌いはよくないってことは経験上分かったので、それだけでも進歩ってことにしてください。