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6畳間とビールと私

社会人4年目OLの一人暮らし日記

怒り【疑問編】

ikari-movie.com

 

 

予告を見て、ネット上での評判を見て、見たい気持ちが溢れたので、先日見に行って来ました。仕事帰りに見に行くのが久しぶりで、何だか気持ちよかったんですが。まぁ感想を書きますね。

 

 

毎度のことですが、ネタバレがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沖縄の離島で出会った 泉・辰哉・タナカ
千葉の港町で働く 洋平(おとうちゃん)・愛子・タシロ
東京で知り合った 優馬・ナオト

 

それぞれカタカタの人物は、過去不明の怪しい人物。どこから来たのか、名前は本名なのか、何も明かさない。

 

冒頭は、洋平が娘の愛子を歌舞伎町の風俗から連れ戻すシーン。千葉の実家へ連れて帰るが、この娘どうも訳あり。母親はおそらく死亡、父と二人で暮らしていたが三か月前に家出。何が理由で家出したのかは不明。でも父親はそれを恥ずかしがっているし、周りに噂されていることも、自分が娘に甘いことも自覚あり。

 

 

泉は男をフラフラ変えてはトラブルを起こし、引っ越しを続けてきた母親に連れられ沖縄へ。学校の同級生なんかな?辰哉とボートで離島へ。一人で散歩をしていると、家のような建物を発見。中を覗くと男性が。ここで数日暮らしているというが、どうやらバックパッカーのよう。いずみは年上のその男性が気になり、以後何度か足を運ぶように。辰哉は泉に気があるが、上手く打ち明けられずにいる。

 

 

優馬はゲイ仲間とパーティーへ。実はホスピスに入居している母親がいるが、自分がゲイであることは打ち明けていない。カラダの相手を探すような場所?で、うずくまっているナオトを発見(優馬が攻めでナオトが受けです)ほぼ無理やり関係を持つが、そのままラーメン屋へ。(無理やりに抱く際の優馬が男らしい、ていうかゲイだからか細身でちょっと焼けてる。自信に満ち溢れている。ゴムを口で破ってペッてしてつける仕草は、確かにイケメンだった)自分のことを話さないナオトになぜか惹かれ、仕事はしていない・こっちに出てきたばっかり・知り合いの家を転々としているというナオトに「うちに来れば」と恋人関係のように。

 

 

ほのぼのパート

それぞれが並行して話が進んでいって、徐々に距離をつめていくシーンは唯一穏やかに見られるというか、ほのぼのしたシーンが多かったかな。

 

優馬とナオト:合意の上(恋人として)のセックスシーンとか、雨降る窓を見ながらベッドの上で微睡むシーンとか、母親にナオトを会わせに行くのにめちゃめちゃ照れている優馬とか。

 

泉とタナカ:一人で行っていたのか、毎回送ってもらっていたのかは謎だが、離島に通う泉。ご飯を持って行ったり、バックパックを背負わせてもらったり、大人だけどフラフラしている人と触れ合って、楽しいみたいな感じ。(学生が教育実習生と戯れるみたいな印象を受けた)

 

愛子とタシロ:愛子の父親の元で働いているのもあり、愛子の提案によりお弁当を作ってもらう仲に。そこからはごく普通に友達→恋人未満→恋人と関係が進んでいく。デートのために愛子を迎えに行き、愛子の過去(歌舞伎町の風俗で働いていたこと)を打ち明けようとする洋平だが、すでに本人から聞いているが気にしないというタシロ。愛子といると楽しいし、自分のことを何でも話したくなっちゃう。

 

 

関係が崩れてゆくとき

沖縄パート:辰哉の父親が、辺野古移設問題のデモのために那覇へ。辰哉もそれに着いていくの泉をに誘い、デモを少し離れた場所から並走しながら「ごめんね」「こんなことやったって、なにが変わるんだろう」と非協力的な辰哉。泉は内地の人間ではないので実感がわかないから「何も気にしないよ」とのこと。買い物中にタナカを見かけ声をかけるが、一瞬無視されるけど三人は合流。

居酒屋で辰哉もタナカと共に泡盛を飲み、案の定酔っぱらってしまう。その間、泉は身の上話をついついしてしまう。「母親は男の人にだらしない」「母親のことは好きだけど母親のような女にはなりたくない。」そういう話は母親としないの?とタナカに聞かれるが「(変わることを)あきらめているから無理」「言っても意味ない」(辰哉も父親が、やっても意味のないデモに参加することを父親に何いっても聞かないから諦めている」と前述している)

 

タナカと別れフェリーで帰ろうとするが、酔っぱらっているため辰哉はフラフラ歩いて行ってしまう。泉が追いかけていくと、だんだんディープな場所へ。そこは米兵がたむろする飲み屋街。怖いので駆け足で通り抜け、公園のような広場へ出る泉。ここなら見渡せる…と探すような仕草をしようとすると、後ろから口をおさえられ米兵二人に羽交い絞めにされる。逃げようとするが押さえつけられ、犯される。(このあたり音とか動きがリアル。ゆうまとナオトが初めてやったときも音がリアルでちょっと引いた)

辰哉は側で見ていたのに、米兵が立ち去ったあとに服をかけることしか出来なかった。通報しようとするが泉がただただ「誰にも言わないで」と涙を流しながらつぶやくのを聞くことしか出来ない辰哉。

 

帰ってから浜の場面は現実か空想か微妙なラインだった気がするけどなぁ。その後、タナカは辰哉の民宿で働くことに。手際もいいし、重宝されるタナカ。辰哉の部屋に遊びに行くが元気がないので理由を聞くと、「自分の同級生のいとこの妹」という体で泉の話を始める辰哉。何も出来なかった自分が嫌だけど、自分では何も変えられないしこれはどうしたらいいんだ…と悩みを打ち明ける。タナカは「一番つらいのはその女の子」「沖縄の敵とか見方は分からんけど、俺はたつやの味方だ」と仲を深める。

 

ある日、タナカが客の荷物をぶん投げる。いつもと様子が違うので、どうしたのかと尋ねると「俺もいずみちゃんが襲われるのを見ていたが、何も出来なかった。「ポリス」と叫ぶので精いっぱいだったがタクシーで追いかけた、でも米兵は基地に入って行ったので突き止められなかった。俺も悔しい。この怒りをどうしていいか分からない」と共通の悩みを打ち明け合う二人。このあたりでグッと距離が縮まったように感じた。

 

しかし後日、騒音で目覚めるとフライパンを片手にぶんぶん振り回し、民宿の備品を次から次へと破壊するタナカ。最後はそのまま窓から逃走。離島へ逃げ込んでいった。そこにいるに違いないとボートで後日訪ねる辰哉。タナカが居た家へ向かうが気配がない。中へ入っていくと、壁に大きく「怒」の文字。ふと外を見ると、顔にナイフをあてているタナカと目が合い、部屋の中で二人きりに。

 

「俺は一目見ると、俺を好きになるかどうかすぐ分かる」「なぜ初対面なのに俺のことを信用できるの」「何を見て信用するのか分からない」「泉ちゃんのことは最初から見ていた」「あのアメ公は根性ないから最後までやらなかった」「泉ちゃんが引きこもってからも、何度か姿を見に行った」「自殺されたら…うけるじゃん」→爆発→辰哉に襲い掛かるが「俺は頭に血がのぼっていないとダメだ」とベッドの上で逆立ち→意を決した辰哉は裁ちばさみでタナカを刺す→壁に掘ってある文字を見る「米兵が女の子をやっていた、知り合いの女の子だった、女は気絶した、うける」(指名手配中である犯人の特徴:思ったことを紙や壁やどこらじゅうに書きなぐる と一致)必死で手でぬぐうが無意味なので、石で削って必死で文字を消そうとする。刺されたタナカは海辺へ向かって歩く、砂に足をとられるがそれでも歩いてゆく。

 

 

東京パート:優馬の母親がホスピスに入所していると聞くと、会いに行きたいと言うナオト。最初は渋っていたものの、紹介すると自分の代わりにせっせと通ってくれるナオト。を「友達」としか紹介出来なかったけど、それでも自分の母親と親し気にしてくれて嬉しかっただろうな。

んなら母親の具合が悪くなって、そこに立ち会ってたのはナオトだけど、ただドアの前に座り込んでいて。やっぱそこは家族だから、ナオトは踏み込めないんだよね。ナオトと母親が話していて、後から優馬が来て話題が優馬へうつり、「あなたは昔から大事なものが多すぎるのよ」っていうあたり、ナオトがちょっと「入り込めないな」みたいな顔で見ていたんだけど、後から考えてらそらそうだわな。葬式には「来ないで」「なんて紹介していいか分からなくて」という優馬を責めもせず「分かろうとしない人には何を言っても分からないから」と母親の墓の前で話し込む二人。

「ここの墓から見える景色がいい、こんな墓なら入りたい」というと、二人とも明言はしないけど「墓に入ってほしい」「入りたい」という意思疎通が。この時点で相思相愛だし、生涯一緒にいるのかなという雰囲気。

 


でも優馬の友人(いつメン的なメンツ:四人組)のうち三人が立て続けに強盗に入られて、家が離れているのに手口が同じだから共通の友人かもしれない説が出る。(このあたりですでに番組やポスターが公開され、顔はマツケンに似ていて、顔のホクロは綾野剛にそっくりな合成画像がポスターなどでも見られるようにな。森山未來には似ていない。)その電話を受けていると、カフェで女性と親し気に話すナオトを見かける。家に帰り鎌をかけるとまんまと嘘をつかれ、実は女性といるのを見たというが、「話したくない」

 

翌日から、カーディガンや日用品だけを残し、いなくなったナオト。携帯もつながらなくなってしまう。電話をかけまくるが一向に出ず、ずっと留守電を残す。ふとニュースで顔のホクロがナオトにそっくりな犯人像を見てしまい、パソコンで画像を検索。(朝の7時だと思うけどスーツのままだから、全然眠れないのかも)すると警察から電話が。「(ナオトのフルネーム)をご存知ですか?」と聞かれ、思わず知らないと否定し、ナオトが使っていた持ち物を全部捨ててしまう

 

 

 

千葉パート:きっかけは特にないと思うけど、近所のアパートがあいているから同棲したいと愛子が告白。洋平名義で部屋を借りることになり、タシロが大家さんに以前の職歴を聞かれるが曖昧な感じ。

引っ越しの日、送り出した後テレビに映った犯人像があまりにタシロに似ていたため、タシロがここに来るきっかけとなった紹介状を元に、前職場を訪ねる洋平。

ペンションで働いていたのは本当だったが、期間と名前はウソだった。それを愛子に告げると「私は全部知っている」「今まで何をしていたのか、何故急にここにきたのか」「内緒にしてくれる?」を条件に「両親の借金の肩代わりから逃げており、本名を使うのが怖いから偽名だ」と打ち明けられたことを愛子は洋平に報告。でもタシロは大丈夫だという。

洋平は親戚の池上千鶴(役名忘れた)に相談→池上千鶴が愛子に確認→あの二人は私たちが思っている以上に信頼しあっている、犯人ではないと言い切るが、それでも不安がぬぐえない洋平。

 

ある日愛子が雨の中自宅へ来て「私が電話した」「人を殺したの?そうじゃないなら昼までに帰ってきてといったが、電話もつながらないし帰ってこない」警察が来て指紋を採取するが、タシロは犯人ではなかった。ただ「タシロ」が偽名であること、本名が発覚する。

 

 

 

 


分からなかったこと

 

①愛子のメンヘラ:

ちょいちょい「愛子だから心配なの?」「(池上千鶴が)愛子のこと、幸せになれないって、愛子にはあういう男しか寄ってこないって思ってるでしょ?」と自分でメンヘラなことを出してくるが、メンヘラになった理由はどこに?「男はクズになってヒモになって女と寝まくってもどうにかなるが、女の子はどうにもならん」と頑なに娘に甘い父親も気になる、何故?

 


②タナカの「怒り」:

結果タナカが犯人だったわけですが、最初の事件も離島の家でも、何で「怒」を書いたのかが分からん。タナカの怒りはどこに向けて?

「見下すことで生きてきた」「見下されることが嫌い」最初の殺人は、派遣会社に惨めな扱いをされて、そこに無駄に優しくされたからプライドが許さなかった?でも、風呂場に遺体を運んで本気で生き返ると思っていたらしいし、その後旦那が帰ってきて殺して、着替えてご飯食べて「怒」の理由は?逃げおおせてからは、泉のことしかないけど、それのどこにタナカの怒り?一瞬でも本当に米兵に腹が立ったのかしら。

 

 

 

 

 

このふたつがモヤモヤすぎてやばい~。

「信じるから疑う」とか、キャッチコピーはまだ何となく理解できるけど、そこまで説明できていないというか、大口叩いておいて「傷口をえぐります」と言っておきながら、えぐる理由を説明していないから、えぐられない。感動もしない。「感動場面があります!」と言いつつ、感動ポイントを全くいれていない、みたいな感じでそこがモヤモヤ。

 

 

 

 

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9/21に観に行って、その直後に書きなぐった感想です。

いやぁ…相当モヤモヤしてたんだろうな(笑)最早、原作本を買わせるためにこんな内容にしたのでは!?と疑っていたくらいです。(若干今でもそう思う)


ままま。原作は原作、映画は映画だからね。
でも原作読んだ後も感想が溢れて止まらなかったので、【解決?編】へ続きます。