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6畳間とビールと私

社会人3年目OLの一人暮らし日記

「僕が勝つって僕より信じてよ!!!」

 

 

「ユーリ!!!on ICE」

 

 

いつか見ようと思っていました。なぜか3連休の最終日の19時から一気に見始めてしまい、見終わってからはひたすらtwitterやpixivで二次創作のイラストを漁り、何とも素晴らしい夜更かしをしました。

 

朝の通勤時間、いつも音楽を聞いています。最近はback numberの「アンコール」(ベストアルバム)をヘビロテしてるんですが、たまたま「僕の名前を」という曲が流れました。

 

…2人のことにしか聞こえない。(以下ぴったりの部分を掲載します)

 

back number / 僕の名前を
今 君の手を握って出来るだけ目を見て
こんな毎日で良かったら残りの全部
まとめて君に全部あげるから
きっと 人を想う事も大切にするって事も
大袈裟じゃなくて君が教えてくれたんだよ
だからもう僕は君のものだ

 

 

パッと聞いた時は勇利からヴィクトルへの気持ちかと思ったんだけど、ヴィクトルにも当てはまるような気がする~(T_T)もうダメだ~(T_T)あぁ尊い~(T_T)みたいな気持ちで仕事が出来るはずもなく、ずっと2人のことだけ考えていました。んでちょろっと書き始めたら全然収まらなかったので、仕事中に書いたメモをまとめついでに書き留めたいと思います。

 

 

 

では、以下アニメを見た感想ですので。ネタバレがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


一番好きなシーン、セリフはやはり
「離れずにそばにいてよ!!!」
「僕が勝つって僕より信じてよ!!!」
だね。うん、満場一致だね。

 


このアニメを全話見て思ったことは「人は誰かのためならどれだけでも頑張れる」っていうことでした。あらすじとか書いて丁寧に記そうと思ったけど、そんなん無理だ。思いついたままにがんがん行くぜ。

 

 

 

・自分の為だけに頑張るのは限界がある

 

↑は経験の浅い若い選手特有というか。シニアデビューしたてとか、20歳そこそこの選手って「今から俺が新しい時代を作るぜ!」「今までの記録を塗り替えるぜ!」みたいなその情熱だけでどこまでも突っ走れるけれど、きっとどこかを境目にそれがポッツリ出来なくなる時が来るんだと思う。

ユリオはまさに↑の典型的な例というか。倒したい相手(勇利やヴィクトルやJJ)はいるし、他人へのムカつきとか「絶対にあいつに勝つ!」ってことだけがエネルギー源のような感じ。でもそのパワーって物凄いし、その時にしか使えないものだから出力が半端なくて、だからその分脆いイメージはがある。

 

で、そのプッツリ切れちゃった時にさぁどうしようってなって。勇利とヴィクトルが年齢は少し離れているけれどちょうどその頃だったのではないでしょうか。

ヴィクトルは自分の力を最大限に出力し続けた結果大会5連覇、リビングレジェンドと呼ばれるようになって、観客をワッと驚かすのにも慣れてきたというか、自分自身がワクワク出来なくなってきてたのでは?あと年齢的にもそろそろ…みたいなことも自分で思ってたような気がする。

勇利は1人でずっと頑張ってきたけど結果が出なくて、精神的にも肉体的にも(子豚ちゃん)ボロボロになって、スケートと改めて向き合うタイミングになって。何度か言うシーンがあるけれど「今までは1人だと思ってた」的な。振付も曲もコーチに決めてもらって、家族や先生や幼馴染からも「弱い奴」って思われてて、みたいなマイナス思考?

 

時系列で言うと、勇利の「びーまいこーち」→勇利の「踊ってみた」→ヴィクトル、コーチ宣言!な訳ですよ。「びーまいこーち」の時は記憶がないんだから、無意識の内にやっぱりスケートは続けたいし、小さい頃からの憧れの選手と仲良くなりたい…じゃなくて、んー近づきたいじゃなくて、一緒のチームになりたい?大好きだから俺を指導してよ!そしたら俺は最強になれるのに!って思ってたんかなぁ。(負けず嫌いだって言ってたしなぁ…)

 

ヴィクトルも「びーまいこーち」の時点では決めてなかったと思う。多分。種を植えつけられて、芽は出ないけど何かウズウズ…的な。そしたらあの動画が流れてきて、自分のプログラムを踊ってて、ビビビッと感じちゃったんだろうね。結局は勇利がヴィクトルを引っ張ってきたんだから、人を一途に思うことって凄くない?

 

 


なんか話逸れたけど、私は「てっぺん狙うぜ!」タイプよりも誰か(何か)のために頑張れる人が好きなのかも。ヴィクトルと勇利は互いにそうだったと思う。でも勇利はずっと勘違いしてて、1人で頑張ってると思ってて。だけど地元に帰ると家族がいて、幼馴染がいて、バレエの先生がいて。しかも皆いい距離感で、勇利の邪魔をせずでも心から応援しているのが伝わってこなかった!?!?!?

 

ででで、2人が出会ってコーチしてもらうことになって「勇利に自信をつけるのもコーチの仕事」ってヴィクトルが言うじゃん。んでまぁ日常をともに過ごしていく中でだんだん分かってくるじゃん。んでコーチの成果が出て、自己ベスト更新して初めて首位に立って、追われる立場になって、いつも以上に緊張してどう見てもおかしくなってて、でもヴィクトルもコーチ業は初めてだし、勇利は自分とはタイプが違うし、どうしていいか分からなくて「壊してみるか」かーらーのー「離れずにそばにいてよ!!!!(泣)」でしょ。「僕が勝つって僕より信じててよ!!!!(泣)」でしょ。

 

 


ヴィクトルと散々練習したって、少しは跳べるようになったって、根本的に自分に自信がないから、頼れるのは「自分を信じてくれる人」なんだよね。きっと勇利の中ではヴィクトルがそういう存在になりつつあって(コーチとしても人間としても)なのにあんな状況であんなこと言われて、とっさに泣いちゃったんだよね。んでthe弟みたいなセリフだけ見たらワガママ~なこと言っちゃったんだよ。

 

…でも。コーチとしてはめっちゃ嬉しくない?生徒がここまで自分を信頼してくれているのかって。その裏返しでしょ。あの勇利の泣き叫びは裏返しランキング堂々の1位でしょ。かと思えば、当の本人は泣いてスッキリしちゃってさ(笑)もーなんだよ!!!

 

 

 

 

 


私も実は同じような(?)体験があって。一時期めっちゃ自分のこと嫌いなときがあって、幸いにもそれを聞いてくれる友達がいて、そしたら「自分のことは嫌いでいいから、燻製ちゃんを好きな私のことを好きでいて」って言われたことがあって(T_T)そこからちょっとずつ自分嫌いはなくなったし、その子の前で「自分のこと嫌い」っていうと「あなたのことも嫌いです」って言ってることだな~となって。せっかく好いてくれる友達がいるんだから、その子には恥ずかしくないようにしなきゃ…って前向きになれたんだよ。

 

だから勇利もそうなんじゃないかな~。自分のことは好きにはなれんけど、ヴィクトルが「金メダル取れる」って言ってくれるからそれを叶えたい。みたいなさ。それが友達関係や師弟関係止まりでもよかったんだけど、最高の方向に転んでいったわけだね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん。とりあえずもう3周くらい見よう。DVD買うか迷うところだけど。全巻買うと結構するよね…単価が違うね…でも素晴らしいもんなぁ。ちょっと検討します。

 

 

とりあえず、お粗末な内容ですが1回目の鑑賞メモとして残しておきます。

 

 

 

勇利、ヴィクトル、最高だよぉぉぉ。ユリオもマッカチンも好きだよぉぉぉぉ。

 

 

2016年 【読書編】

まとめるぞ!さぁどんどんまとめるぞ!

 


【 読書編 】

 

・方法
2016年に読んだ本リストの中から各月ごとに一作品を選び、自分的年間最高リストを作成したいと思います。(漫画は除く)

 

 

・月間MVP作品

 

1月  「きらきらひかる」 江國香織
2月  「倒れるときは前のめり」 有川浩
3月  「きりこについて」 西加奈子
4月  「小泉今日子書評集」 小泉今日子
5月  「空の中」 有川浩
6月  「しろいろの街の、その骨の体温の」 村田沙耶香
7月  「海の底」 有川浩
8月  「山女日記」 湊かなえ
9月  「図書館の魔女①」 高田大介
10月  「図書館戦争シリーズ」 有川浩
11月  「洗礼ダイアリー」 文月悠光
12月  「紙の月」 角田光代

 

 

 

 


・圧倒的「有川作品」

2016年の目標の一つに「有川先生の作品を読みつくすぞ!」ということを掲げておりましたので(特に自衛隊3シリーズとか)、2015年に読んだものも含めてそれは達成出来たかな、と思います。一年を通して、新しい本がない時はずっと繰り返して読んでいたし、ここまで同じ作品を何度も読み返す経験をしたことがなかったし、読む度に新しい発見(伏線が見えてきたり)があって、本当に何度読んでも飽きない作品でした。

映画のときもなんですが、2016年はV6から派生して色んな媒体の作品を好きになり。そこから更に好きな作家さんとか監督が増えて嬉しや~という年だったのですが、有川先生はその最たるものかもしれない…。

 

丁度V6にはまるきっかけとなった「図書館戦争」の映画(2作目)の公開に伴い、本屋にも素晴らしく展開がされており、前々からタイトルは知っていたし「見に行くなら原作も読もう。有川浩は『植物図鑑』とか『阪急電車』は読んだことあるし~」という感覚で手に取ったのが、有川イヤーの始まりでしたね…。今思えばその2作は珍しく(?)現代モノだし、ファンタジーでもない作品なんですよ!!それが入り口だったので、「図書館戦争」を読んでだだはまりしてしまったんですよねぇ。

 


語りだせばキリがないので止めておきますが、有川先生の言葉遣い言葉選びが私がすんごく好きです。登場人物のセリフしかり、ナレーション部分の説明しかり、先生のあとがきまでも。それは小説でも、漫画でも、音楽の歌詞でも関係なくって、ただただ言葉遣いが素敵な人に私は惚れてしまうんだ、とつくづく実感しました。(V6の三宅くん推しになったのもちょっと影響しているかも)

 

あとね、有川先生の作品に出てくる女性が皆強くて可憐で凛として、美しい。特に自衛隊シリーズ(「空の中」「海の底」「塩の街」その続編しかり「図書館戦争」も勿論)で顕著に表れるような気がしているんですよね。女性の書く女性だからなのかな~。以前はよく、男性の書くミステリーを好んで読んでいたんですが、こんな風に感じたことはなかったんですよ。
「女だから」「若いから」「可愛いから」「小さいから」みたいな世間からの女子イメージを払拭するような。「だから何ですか?」と言わんばかりに皆強いんだよ。正しいんだよ。特に(これは私の単なる好みかもしれないけれど)そういう女子が好きな人や大事な人の前では、本音を漏らしてちょっと弱気になっちゃったり、疲れちゃったり。そういうのが「萌え」るんでしょ…「萌え」以上の「惚れ」なんでしょ…。そしてそういう女子のパートナーとなる男子キャラは、その機敏を分かっているのかいないのか(偶然なのか)、ちゃんと受け止めてくれるんだよね…。あぁもう書いているだけでダメだ。

因みに一番キュンッ!!!!となったのは「図書館戦争」シリーズの別冊の、柴崎の話です。映画版で演じた栗山千明をモデルにしながら妄想して読むと、更に良きかな…となるのでオススメです。(←こういう時実写化していて、それが当たっていると助かる!イメージしやすくなる!)

 

 

 

・女性作家の作品

「女性が書く作品を読む」というのも目標の一つでした。今までは割とミステリーが好きで(入りやすいし)、となると男性作家の作品を読んでいたのですが、湊かなえとか真梨幸子とかいわゆる「イヤミス」から女性作家さんも好きになりだして。でもベースはずっとミステリーとかサスペンスだったんですよね。だから意識的に外して2016年は読めたような気がします。

 

読んでみて思ったのは「やはり有名な人はすごい」。読まず嫌いで名前を知っている女性作家はたくさんいて。その中でも手始めに…と思ったのが江國香織だったんですよね。(それも東京タワーの映画から派生して…V6様様です…)
「東京タワー」は完全に映画の補完のために読んだんですけど、映画と原作とじゃまた全然違ってよかった。原作の人物設定の方が好きです。それで「江國香織はいけるかも!」と上半期はわりと中心的に読んでいた気がします。

 

その中でもきらきらひかるがサラーッと読めてとっても良かった。ドラマになっていたのは知らなかったので、是非今度見てみたい。登場人物が全員普通じゃないのに普通に生活を営んでいたり、分からない気持ちやセリフも出てくるけど根っこで思っていることは変わらないなぁ…とか。そんなTHE大恋愛!みたいな内容じゃない方が私はたぶん好みなんだと思う。

 

有川浩は通年読んでいたので省略。

 

西加奈子は以前「きいろいゾウ」を読んだことがあって、当時は独特のテンポや言い回しに着いていけなくて正直あんまり好きじゃなかったんですけど、「漁港の肉子ちゃん」「きりこについて」がとっても良かった。「ど根性もの」じゃないけれど、日々を頑張っている姿を読んでスッキリするのが印象的だった。好みだった。ただ自分的には作品によって合う合わないが顕著な気がするので、裏表紙のあらすじやレビューを見て吟味してから読むようにしています。「サラバ」は読んでみたい。

 

 

何気なく読んで最高だったのは、村田沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」がはちゃめちゃに良かった。他の作品(多分「授乳」だったかな)を読んだことがあったけれど途中で挫折した経験があったので、どうかな~とハラハラしながら読んだけどとっても良かった。その頃はまだ芥川賞は受賞していなかったので、色眼鏡なしで読んで最高に良かった。

読んでいるうちに、自分の小学校~中学校くらいの「好きなんだけど付き合うとかじゃなくて、でもその人の一番でありたい」みたいな脆い感情が、突拍子もない行動と共に描かれて。主人公核の男子がね、すごくいいんですよ。思春期の男女の成長の違いとか、学校内でのヒエラルキーとか、それを分からない男子とか。題材は青春なんだけど、中身は大人向きというか。自分が働き出してから、高校生モノの少女漫画がアレルギーみたいに読めなくなっていたけれど、この作品はすんなり読めた。ただ西加奈子と同じく合う合わないがありそうなので、慎重に今後も読んでいきたいと思います。

 

 

 


・非現実が好き

 

日常をほのぼの切り取った作品や恋愛をテーマにしたものよりも、非現実的なテーマを扱った作品の方が私はべらぼうに好みで。きっと現実逃避したいんだろうなぁ。あと単純に「何故そんな設定を思いつく!?!?」みたいな、その作家さんに対する凄みを一番よく感じられるから好きなんだと思います。

 

 

ハリーポッターと呪いの子」はリハーサル版と知らずに購入してちょっとビックリしたけれど、それでも読んでいてあれだけ場面が浮かんで、ハラハラ感情移入できるのは何なんだろう。原作も映画も全部拝見しているので、妄想はバッチリだよね!続きを書いてくれて、本当にありがとうございます!という気持ちで読みました。愛蔵版?も楽しみだな~

 

 

図書館の魔女」は「アニメ化して欲しい、映画サイズで!」ってくらい、読んでいて建物とか地理とかバーッと浮かんできて「こりゃぁ大変だ…」という気持ちになります。途中で浮気してしまってまだ一巻しか読めていないけれど、マツリカの頭の中覗きたい…二人だけの他の人には分からないコミュニケーション好き…っていう感じです。

 

 

 

 


・まとめ

 

読書という習慣はずっとあったんですけど、改めてちゃんと読書した記録をつけて感想を書くと、自分の好きな傾向とか分析出来てとっても面白いってことが分かったので、これからもしっかり続けて行きたいです。

 

年齢や経験と共に好みがガラッと変わってるし、世の中の「面白い」が私にとっては「面白くない」ことがあって、何事も実践してみないと分からないという教訓にもなりました。今は(私生活の影響が大きいと思うけど)恋愛モノがメインの話には全く興味なくて。エッセンスの一つとして恋愛があるのは全然かまわないし、むしろそちらの方が好みなのかもしれない…。

 

 

2017年の目標は「ジャンルレスに!貪欲に!」といきたいところですが、しっかりと裏表紙のあらすじを読んで、装丁も見て、作家さんの傾向なども見て、自分が好きそうな人をどんどん発掘していきたいなぁ~。読まず嫌いはよくないってことは経験上分かったので、それだけでも進歩ってことにしてください。

 

 

2016年総括 【映画編】

 

新年あけましておめでとうございます。

正月休みに書きたかったけど、元気が無くて書けなかったので、仕事始めの今日意を決して書いています。

 

 

【 映画編 】

 

・方法

2016年に見た映画リストの中から各月ごとに一作品を選び、自分的年間最高リストを作成したいと思います。(映画館、DVD鑑賞は不問)

 

 

 

・月間MVP作品

1月  「ゆれる」西川美和
2月  「キャロル」ドット・ヘインズ
3月  なし(見ていない)
4月  「リリーのすべて」トム・フーバー
5月  「アイアムアヒーロー佐藤信
6月  「ズートピアバイロン・ハワード、リッチ・ムーア、ジャレッド・ブッシュ
7月  「TOO YOUNG TO DIE!!」宮藤官九郎
8月  「ヒメアノ~ル」吉田恵輔
9月  「怒り」李相日
10月  「シン・ゴジラ庵野秀明
11月  「ダヴィンチ・コードロン・ハワード
12月  なし(見ていない)

 

 

 

・感想
個人的に意識して映画を見るようになって二年目で、2015年はひたすら見る→はい次!という流れ作業的な見方をしていたんですが、2016年は見た後それなりに考えたりすることを意識づけて作品を鑑賞しました。

 

幸いなことに、感想を言い合えるような友人が複数いるので、話題の映画はそれなりに討論しあって「なるほど~」となれて凄く楽しかったのが印象的です。


意見が同じ・異なっているは関係なくて(喧嘩にもならないし)、ただ同じシーンを見て違う感想が出てくるのが単純に面白かったので、来年以降も勝手に続けていきたい所存です。(特に「ゆれる」のラストシーンを友人と想像し合った結果、真逆の感想になったのが大変興味深かった。大学時代ならこれでレポート書きたいくらいだった。)

 

 

俳優さんとか監督には、あまり思い入れないようにしているつもりなのですが、個人的に好きな人ってのはやはり居るもので。
そんな贔屓目を無しにしたとしても「ヒメアノ~ル」の森田剛はやはり凄かったと思うのです。彼を知っている人なら「え!あのアイドルがこんな役をやるなんて!」という付加価値がついて更に面白く見えるし、知らない人でも役柄がだいぶ衝撃的なので忘れられないと思う。テレビなどでご本人は「この役の話を頂いて嬉しかった」「海外の映画祭では結構笑ってくれて嬉しかった」とターニングポイントになる映画となったのでは…?今後どんどん主役級の映画を撮影してほしいです。(これは完全にV6ファンの私としての意見)

 

 

 

映画館で見た作品のきっかけは、予告を見ていいな~と思う→行く→また見たいのが出てくるという雪崩式の流れだったのですが、それで見に行って外れがなかった!

 

「キャロル」はただ映像の色味が美しいな…衣装可愛いな…くらいで行ったんですけど、内容にびっくりしたし泣いた。女性は強いんだからね!と泣いた。美しい人は強い。今思えば叶姉妹みたいだな…。


リリーのすべては、主演のエディは勿論ですが、奥様役のアリシア・ヴィキャンデルが最高に良かった。夫がどんどん変わっていって自分の知らない人になっていく恐怖と、でも愛する人に変わりはないから支え続けたいっていう愛情と、その狭間で悩んでいるけど夫の前では凛としていて…あぁもう。

 

 

映画館にリピートしに行ったのも人生で初めてで「ヒメアノ~ル」は2回シン・ゴジラ」は3回見に行きました。両作品共回数を重ねるごとに、見逃していた場面がどんどん見えてきてより一層見ていて興奮したので、やはり私は気になった映画は追及して、見て、辻褄を合わせたり考察するのが大好きなんだ、って気付きました。
その点では「怒り」は本当にめちゃんこ考えた。貴重な祝日を1日費やして考えた。原作本も読んで考えた。でも分からなかった。だけどスッキリしたからオッケー。そのような映画もありなのではないでしょうか。(え)

 

 

(家で見る時でも巻き戻したりはしないけれど)映画館で見る時って、見逃すのが嫌だから2時間くらいガッと集中しますよね。んで(主に一人でだけど)後から思い出して、悶々と考えたり、ネットで検索してみたりして「あぁ~なるほど!」って自分なりに着地点を決めて降り立ってスッキリして。その作業が好きだし、苦じゃないし、ストレス発散になっていると改めて感じました。

アイアムアヒーローとか「TOO YOUNG~」みたいな考察要素のあまりないアクションとかギャグ映画も好き。(誰が見ても笑えたりスカッと出来るのは本当に凄いことだと思うから)

 

 

 

2017年は、記録+毎回一言感想も必ずメモるように心がけますので、この1年どんな映画を見るのかめちゃんこ楽しみです。頑張れよ、自分!!!

怒り【解決?編】

 

 

映画を見終わったその足で原作本を買い、翌日ノラ・ジョーンズ聞きながらひたすら読んで考えていました。

 


原作本のネタバレがありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょいちょい設定が違う

これは原作→映画化では仕方ないから気にしていないけど、「ここがはしょられてなかったら分かったのにな」っていう要素多すぎたよ!以下書き並べてみたよ!

 

 


①愛子の過去
保育園に預けられていて、まだ母親(洋平の妻)が生きていた頃、保育園の先生に「ちょっと知能が遅れています」「専門機関を受診されたほうが」的なことを言われて両親激怒→転校。愛子自身もそれは覚えて?理解していて、自分は普通じゃないっていう自覚あり。そのうえで一回目何故家出して歌舞伎町の風俗で働いていたのかは謎だけど、二回目も同じような場所へ行き同じように働いていた。洋平が愛子を叱れないのも、幸せになれないと思っているのも、タシロみたいな奴しか寄ってこないと思っているのも、全部愛子が「普通じゃない」と決めつけているから。愛子はたぶんそれが嫌だけど、自分を大丈夫だって信じてほしいけど、でも自分でも変えられないのは何となく理解してそう。

 

 


②明日香の過去
池上千鶴ね。愛子の従妹ね。今は地元のホテルでばりばり働くシングルマザーだが、過去には愛子と同じような経験あり。家出して、フラフラはしないけどキャバクラとかそういう所で働いて、ヒモのような男をかこったこともあるけど、自分は愛嬌と経験だけで働きぶちには困らずにやってきて。でもキャバクラで客として来た男性とお互い「ビビビ」ときて、籍は入れてたんかな?市営住宅に住んで、子作り頑張ろうとしていた矢先、旦那が交通事故に巻き込まれて死亡。その後しばらくの記憶はないが、親戚だった洋平が今の港町へ呼んでくれて住むことに。海へ入り「旦那の元へ行きたい一心で」自殺をはかったが、愛子に引き留められ断念。妊娠が発覚し、その後シングルマザー。

 

 


③愛子と明日香の関係性
まず、愛子もっと太ってる(笑)。宮崎あおいも7kg増量したらしいけど体のラインが違うよね。スカート履いたらウエストの上に肉が乗るような、座り込んだら肉がむにゅっとなるような足の、色白おでぶちゃんよ。だからこそのメンヘラ感がもっと出るような気がするけど、それは仕方ない。

で、明日香は愛子を大事に思ってる。決め手はイマイチ分からんけど”こんな自分の自殺を泳げないくせに必死に海に入って止めてくれる”愛子を昔から放っておけないんだよね。分かる。兄弟じゃないけど、兄弟みたいな関係性なんやろうな。だから、洋平と同じくらい愛子に対して心配はしてるけど、信頼もしてるんだよ。「あの優しい子は大丈夫」って。そこが洋平と明日香の愛子に対する評価の違いかな。だから(映画では車内で)「あの二人は私たちが思う以上に信頼しあっているし、大丈夫だよ」って明日香が洋平を諭すシーンは、このへんがあったらもっと効いてくるし、洋平がいかに愛子を信用していないかってのも効いてくると思った。

 

 


④刑事さん
若い方の刑事さんも、どうやら訳アリなんだよな。猫を拾って、その猫きっかけで女性と知り合って好意を抱くんだけど、彼女はどうやら訳アリ。北見(刑事さんの名前)が警察官だと知るや否や連絡取れなくなるけど、北見が彼女を詮索しないことを条件に猫の面倒を見てもらう。そしてたまに映画を見に行き、食事をし、ホテルへ行くような関係。この二人の関係だけは最後まで謎のまま。この女性は誰なのか、何故警察にはバレたくないようなことがあるのか、そこまで警察に身バレを恐れる原因とは?これを掘っても面白かったけど、そしたら登場人物多すぎるもんねぇ。

 

 


結局分からない
極論はこれです(笑)

 

沖縄組に関しては原作も映画もほぼほぼ一緒。

原作では泉が無理しながらも学校に通うシーンとか、辰哉とタナカがもっと親密になっていく様子とか、星島(タナカが住み着いていた離島ね)に書いてあった「怒」と文字の出てくるタイミングとか、微妙に違うけど許せる範囲。

ただ、辰哉がタナカを刺すシーンは、原作だとペンションでタナカを待ち伏せして、ナイフを持った辰哉にタナカが覆いかぶさってくるみたいな感じでしたが、映画ではまずペンションで大暴れしてから、星島で逆立ちしているところにブスり、ですよね。そこでの再会もまず、顔のホクロ削ってたじゃないですか。てことは、自分が犯人として疑われているかもって、何か感付いていたのか?でも沖縄組は誰一人として疑ってなかったと思うけど。あのポスター一回も出てこなかったし。映画でのホクロは「タナカが犯人だよ~」って観客に気づいてもらうためなんかな?


原作では人から聞いた話になってて、映画では自分語りで「俺は他人が俺のことどう思っているか分かる」みたいな話になるけど…だから何?

結局何故あなたは八王子のご夫婦を殺害した?まぁタイミングが悪くてやっちゃったとしましょう。何故壁に「怒」を書いた?これも衝動的だったとしよう、と処理しようと思ったけど、現場でも書いて星島でも書いて、いやおかしいでしょ(笑)

 

普段から文字をいっぱい書く癖があったのは分かる。なら現場にも、星島にも、いっぱい書いてたらいいやん。なのに何故そこは「怒」の一文字だけ?それだけはものすごいエネルギーで、抑えられなくて、何度も何度も彫ったり書いたりするしかなかったのか?

まぁ文字書くのも理解できないとして。八王子の時は、奥さんにお茶を出されたのが気に障って「怒」、派遣会社の人にバカにされて「怒」、では星島の「怒」は何に起因する?

そこだけは純粋に辰哉の話を聞いて、米兵許せない!ってなって「怒」になったのか、デモを起こしても、たとえ泉ちゃんが声をあげても米兵が少女を襲う事件が減らないこの世の中への「怒」なのか、全く分からない。多分あえて解説していないんだとは思うんですが、本当に全く気持ちが分からない。しかも原作でも映画でも、刺される時に全く抵抗していないってことは、殺されることは嫌じゃなかったってことやん?なんかそのへんも謎。

 

 


⑤「信じているから疑う」とは
このキャッチコピーで売っているけど、それよりも「怒」に起因する方がよかったのでは?確かにそれぞれ(愛子はタシロ、洋平は愛子、優馬はナオト、辰哉はタナカ)を信じていたから裏切りの欠片(欠片もそれぞれで、自分を信用してくれないとか、何も話してくれないとか、そんなところ)が見えはじめて、たまたま指名手配中の犯人と重なったばかりにどんどん疑う方向に進んでしまって。

ナオトとタシロは実際犯人じゃなかった訳だから「違うよ」って言えば済む話だけど、それを話せない理由があってさ。タシロが愛子を、ナオトが優馬を愛していたからこそ言えなかったことで。なんかそのへんが、あのキャッチコピーでは分からんし、単に「優馬はナオトを信じていたから、疑ってたんだよね」だけで終わるくない?!違うやん!もっと違う理由があるのに!と逆に私が「怒」ですわ。

 

 

 

 

 

映画と原作を考察して


原作自体がモヤッとしていたので、モヤッとしたまま何も分からない話なんだと思うけど、謎が多すぎてまったくスッキリしないから、全然感動も出来なかった…。そのへんを読み取れというなら、私は全然思考力なくてすいません、という感じ。同じ作者の「悪人」はまだもうちょっと読めた気がしてたんだけどな~


ただ、演者の方々は本当に凄かったです。そこに救われた映画なのでは?広瀬すずちゃんは一気にアカ抜けた感じで、これから色んな役が増えそうな気がする。ただの「可愛い若い女優さん」じゃなくなった感ある。宮崎あおいはやっぱ可愛い役が似合うよ(笑)ほのぼの系のさ、「ツレうつ」的なやつ。幸せな作品にだけ出ておくれよ。森山未來の頭おかしい役のハマり具合は最高でした。ほんまに怖かったもん、次の瞬間には考えてること180度違うやん!みたいなね。

 

 

まとめ

 

「怒り見たよ~」というと友人に「どうだった!?」と聞かれるから、今のところ「モヤモヤした」としか言いようがないけれど、映画見てこんだけアレコレ考えたのも久しぶりなので、そういう意味では素敵な映画だと感じました。討論しあえる彼氏でもいれば良かったな!

 

 

怒り【疑問編】

ikari-movie.com

 

 

予告を見て、ネット上での評判を見て、見たい気持ちが溢れたので、先日見に行って来ました。仕事帰りに見に行くのが久しぶりで、何だか気持ちよかったんですが。まぁ感想を書きますね。

 

 

毎度のことですが、ネタバレがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沖縄の離島で出会った 泉・辰哉・タナカ
千葉の港町で働く 洋平(おとうちゃん)・愛子・タシロ
東京で知り合った 優馬・ナオト

 

それぞれカタカタの人物は、過去不明の怪しい人物。どこから来たのか、名前は本名なのか、何も明かさない。

 

冒頭は、洋平が娘の愛子を歌舞伎町の風俗から連れ戻すシーン。千葉の実家へ連れて帰るが、この娘どうも訳あり。母親はおそらく死亡、父と二人で暮らしていたが三か月前に家出。何が理由で家出したのかは不明。でも父親はそれを恥ずかしがっているし、周りに噂されていることも、自分が娘に甘いことも自覚あり。

 

 

泉は男をフラフラ変えてはトラブルを起こし、引っ越しを続けてきた母親に連れられ沖縄へ。学校の同級生なんかな?辰哉とボートで離島へ。一人で散歩をしていると、家のような建物を発見。中を覗くと男性が。ここで数日暮らしているというが、どうやらバックパッカーのよう。いずみは年上のその男性が気になり、以後何度か足を運ぶように。辰哉は泉に気があるが、上手く打ち明けられずにいる。

 

 

優馬はゲイ仲間とパーティーへ。実はホスピスに入居している母親がいるが、自分がゲイであることは打ち明けていない。カラダの相手を探すような場所?で、うずくまっているナオトを発見(優馬が攻めでナオトが受けです)ほぼ無理やり関係を持つが、そのままラーメン屋へ。(無理やりに抱く際の優馬が男らしい、ていうかゲイだからか細身でちょっと焼けてる。自信に満ち溢れている。ゴムを口で破ってペッてしてつける仕草は、確かにイケメンだった)自分のことを話さないナオトになぜか惹かれ、仕事はしていない・こっちに出てきたばっかり・知り合いの家を転々としているというナオトに「うちに来れば」と恋人関係のように。

 

 

ほのぼのパート

それぞれが並行して話が進んでいって、徐々に距離をつめていくシーンは唯一穏やかに見られるというか、ほのぼのしたシーンが多かったかな。

 

優馬とナオト:合意の上(恋人として)のセックスシーンとか、雨降る窓を見ながらベッドの上で微睡むシーンとか、母親にナオトを会わせに行くのにめちゃめちゃ照れている優馬とか。

 

泉とタナカ:一人で行っていたのか、毎回送ってもらっていたのかは謎だが、離島に通う泉。ご飯を持って行ったり、バックパックを背負わせてもらったり、大人だけどフラフラしている人と触れ合って、楽しいみたいな感じ。(学生が教育実習生と戯れるみたいな印象を受けた)

 

愛子とタシロ:愛子の父親の元で働いているのもあり、愛子の提案によりお弁当を作ってもらう仲に。そこからはごく普通に友達→恋人未満→恋人と関係が進んでいく。デートのために愛子を迎えに行き、愛子の過去(歌舞伎町の風俗で働いていたこと)を打ち明けようとする洋平だが、すでに本人から聞いているが気にしないというタシロ。愛子といると楽しいし、自分のことを何でも話したくなっちゃう。

 

 

関係が崩れてゆくとき

沖縄パート:辰哉の父親が、辺野古移設問題のデモのために那覇へ。辰哉もそれに着いていくの泉をに誘い、デモを少し離れた場所から並走しながら「ごめんね」「こんなことやったって、なにが変わるんだろう」と非協力的な辰哉。泉は内地の人間ではないので実感がわかないから「何も気にしないよ」とのこと。買い物中にタナカを見かけ声をかけるが、一瞬無視されるけど三人は合流。

居酒屋で辰哉もタナカと共に泡盛を飲み、案の定酔っぱらってしまう。その間、泉は身の上話をついついしてしまう。「母親は男の人にだらしない」「母親のことは好きだけど母親のような女にはなりたくない。」そういう話は母親としないの?とタナカに聞かれるが「(変わることを)あきらめているから無理」「言っても意味ない」(辰哉も父親が、やっても意味のないデモに参加することを父親に何いっても聞かないから諦めている」と前述している)

 

タナカと別れフェリーで帰ろうとするが、酔っぱらっているため辰哉はフラフラ歩いて行ってしまう。泉が追いかけていくと、だんだんディープな場所へ。そこは米兵がたむろする飲み屋街。怖いので駆け足で通り抜け、公園のような広場へ出る泉。ここなら見渡せる…と探すような仕草をしようとすると、後ろから口をおさえられ米兵二人に羽交い絞めにされる。逃げようとするが押さえつけられ、犯される。(このあたり音とか動きがリアル。ゆうまとナオトが初めてやったときも音がリアルでちょっと引いた)

辰哉は側で見ていたのに、米兵が立ち去ったあとに服をかけることしか出来なかった。通報しようとするが泉がただただ「誰にも言わないで」と涙を流しながらつぶやくのを聞くことしか出来ない辰哉。

 

帰ってから浜の場面は現実か空想か微妙なラインだった気がするけどなぁ。その後、タナカは辰哉の民宿で働くことに。手際もいいし、重宝されるタナカ。辰哉の部屋に遊びに行くが元気がないので理由を聞くと、「自分の同級生のいとこの妹」という体で泉の話を始める辰哉。何も出来なかった自分が嫌だけど、自分では何も変えられないしこれはどうしたらいいんだ…と悩みを打ち明ける。タナカは「一番つらいのはその女の子」「沖縄の敵とか見方は分からんけど、俺はたつやの味方だ」と仲を深める。

 

ある日、タナカが客の荷物をぶん投げる。いつもと様子が違うので、どうしたのかと尋ねると「俺もいずみちゃんが襲われるのを見ていたが、何も出来なかった。「ポリス」と叫ぶので精いっぱいだったがタクシーで追いかけた、でも米兵は基地に入って行ったので突き止められなかった。俺も悔しい。この怒りをどうしていいか分からない」と共通の悩みを打ち明け合う二人。このあたりでグッと距離が縮まったように感じた。

 

しかし後日、騒音で目覚めるとフライパンを片手にぶんぶん振り回し、民宿の備品を次から次へと破壊するタナカ。最後はそのまま窓から逃走。離島へ逃げ込んでいった。そこにいるに違いないとボートで後日訪ねる辰哉。タナカが居た家へ向かうが気配がない。中へ入っていくと、壁に大きく「怒」の文字。ふと外を見ると、顔にナイフをあてているタナカと目が合い、部屋の中で二人きりに。

 

「俺は一目見ると、俺を好きになるかどうかすぐ分かる」「なぜ初対面なのに俺のことを信用できるの」「何を見て信用するのか分からない」「泉ちゃんのことは最初から見ていた」「あのアメ公は根性ないから最後までやらなかった」「泉ちゃんが引きこもってからも、何度か姿を見に行った」「自殺されたら…うけるじゃん」→爆発→辰哉に襲い掛かるが「俺は頭に血がのぼっていないとダメだ」とベッドの上で逆立ち→意を決した辰哉は裁ちばさみでタナカを刺す→壁に掘ってある文字を見る「米兵が女の子をやっていた、知り合いの女の子だった、女は気絶した、うける」(指名手配中である犯人の特徴:思ったことを紙や壁やどこらじゅうに書きなぐる と一致)必死で手でぬぐうが無意味なので、石で削って必死で文字を消そうとする。刺されたタナカは海辺へ向かって歩く、砂に足をとられるがそれでも歩いてゆく。

 

 

東京パート:優馬の母親がホスピスに入所していると聞くと、会いに行きたいと言うナオト。最初は渋っていたものの、紹介すると自分の代わりにせっせと通ってくれるナオト。を「友達」としか紹介出来なかったけど、それでも自分の母親と親し気にしてくれて嬉しかっただろうな。

んなら母親の具合が悪くなって、そこに立ち会ってたのはナオトだけど、ただドアの前に座り込んでいて。やっぱそこは家族だから、ナオトは踏み込めないんだよね。ナオトと母親が話していて、後から優馬が来て話題が優馬へうつり、「あなたは昔から大事なものが多すぎるのよ」っていうあたり、ナオトがちょっと「入り込めないな」みたいな顔で見ていたんだけど、後から考えてらそらそうだわな。葬式には「来ないで」「なんて紹介していいか分からなくて」という優馬を責めもせず「分かろうとしない人には何を言っても分からないから」と母親の墓の前で話し込む二人。

「ここの墓から見える景色がいい、こんな墓なら入りたい」というと、二人とも明言はしないけど「墓に入ってほしい」「入りたい」という意思疎通が。この時点で相思相愛だし、生涯一緒にいるのかなという雰囲気。

 


でも優馬の友人(いつメン的なメンツ:四人組)のうち三人が立て続けに強盗に入られて、家が離れているのに手口が同じだから共通の友人かもしれない説が出る。(このあたりですでに番組やポスターが公開され、顔はマツケンに似ていて、顔のホクロは綾野剛にそっくりな合成画像がポスターなどでも見られるようにな。森山未來には似ていない。)その電話を受けていると、カフェで女性と親し気に話すナオトを見かける。家に帰り鎌をかけるとまんまと嘘をつかれ、実は女性といるのを見たというが、「話したくない」

 

翌日から、カーディガンや日用品だけを残し、いなくなったナオト。携帯もつながらなくなってしまう。電話をかけまくるが一向に出ず、ずっと留守電を残す。ふとニュースで顔のホクロがナオトにそっくりな犯人像を見てしまい、パソコンで画像を検索。(朝の7時だと思うけどスーツのままだから、全然眠れないのかも)すると警察から電話が。「(ナオトのフルネーム)をご存知ですか?」と聞かれ、思わず知らないと否定し、ナオトが使っていた持ち物を全部捨ててしまう

 

 

 

千葉パート:きっかけは特にないと思うけど、近所のアパートがあいているから同棲したいと愛子が告白。洋平名義で部屋を借りることになり、タシロが大家さんに以前の職歴を聞かれるが曖昧な感じ。

引っ越しの日、送り出した後テレビに映った犯人像があまりにタシロに似ていたため、タシロがここに来るきっかけとなった紹介状を元に、前職場を訪ねる洋平。

ペンションで働いていたのは本当だったが、期間と名前はウソだった。それを愛子に告げると「私は全部知っている」「今まで何をしていたのか、何故急にここにきたのか」「内緒にしてくれる?」を条件に「両親の借金の肩代わりから逃げており、本名を使うのが怖いから偽名だ」と打ち明けられたことを愛子は洋平に報告。でもタシロは大丈夫だという。

洋平は親戚の池上千鶴(役名忘れた)に相談→池上千鶴が愛子に確認→あの二人は私たちが思っている以上に信頼しあっている、犯人ではないと言い切るが、それでも不安がぬぐえない洋平。

 

ある日愛子が雨の中自宅へ来て「私が電話した」「人を殺したの?そうじゃないなら昼までに帰ってきてといったが、電話もつながらないし帰ってこない」警察が来て指紋を採取するが、タシロは犯人ではなかった。ただ「タシロ」が偽名であること、本名が発覚する。

 

 

 

 


分からなかったこと

 

①愛子のメンヘラ:

ちょいちょい「愛子だから心配なの?」「(池上千鶴が)愛子のこと、幸せになれないって、愛子にはあういう男しか寄ってこないって思ってるでしょ?」と自分でメンヘラなことを出してくるが、メンヘラになった理由はどこに?「男はクズになってヒモになって女と寝まくってもどうにかなるが、女の子はどうにもならん」と頑なに娘に甘い父親も気になる、何故?

 


②タナカの「怒り」:

結果タナカが犯人だったわけですが、最初の事件も離島の家でも、何で「怒」を書いたのかが分からん。タナカの怒りはどこに向けて?

「見下すことで生きてきた」「見下されることが嫌い」最初の殺人は、派遣会社に惨めな扱いをされて、そこに無駄に優しくされたからプライドが許さなかった?でも、風呂場に遺体を運んで本気で生き返ると思っていたらしいし、その後旦那が帰ってきて殺して、着替えてご飯食べて「怒」の理由は?逃げおおせてからは、泉のことしかないけど、それのどこにタナカの怒り?一瞬でも本当に米兵に腹が立ったのかしら。

 

 

 

 

 

このふたつがモヤモヤすぎてやばい~。

「信じるから疑う」とか、キャッチコピーはまだ何となく理解できるけど、そこまで説明できていないというか、大口叩いておいて「傷口をえぐります」と言っておきながら、えぐる理由を説明していないから、えぐられない。感動もしない。「感動場面があります!」と言いつつ、感動ポイントを全くいれていない、みたいな感じでそこがモヤモヤ。

 

 

 

 

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9/21に観に行って、その直後に書きなぐった感想です。

いやぁ…相当モヤモヤしてたんだろうな(笑)最早、原作本を買わせるためにこんな内容にしたのでは!?と疑っていたくらいです。(若干今でもそう思う)


ままま。原作は原作、映画は映画だからね。
でも原作読んだ後も感想が溢れて止まらなかったので、【解決?編】へ続きます。

 

 

ドラゴン・タトゥーの女

今年『キャロル』という映画を見て、ルーニー・マーラという女優に出会いました。

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完全に好みのお顔で、とっても気になっていて。彼女の出ている他の映画も見てみたいと思っていた矢先、意を決して見ました。盆休み様様です。

 

なんと監督は『ゴーン・ガール』の監督じゃぁ、あぁりませんか。あの作品もなかなか好きだったので、なお期待値が上がります。

 


では、以下感想をば。(ネタバレあるよ)
※毎度のことですが、語彙力がほぼゼロです。
※内容的に若干R18的な発言があります。(見たのはR15版です)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●リスベットの見た目の話

 

・はい、別人
『キャロル』の時は、夢に・現実に・恋に悩み、年上の女性に惹かれてゆく可愛らしい女の子を演じてたんですが、ん??クレジットにはちゃんと名前があるし、面影もなんとなくあるけど、言われなかったら分からんくらい別人じゃないか!!!好き!!!

 

見た後に調べたのですが、顔面のピアスは本物だったらしく。どうやら乳首にも開けていたようですが、全然分からんかった…。眉毛は脱色しただけやったかな?あぁいう格好って、色白のカリカリ女性が似合うと思うんですが、まさにピッタリ!(日本でいう中島美嘉的な感じ)ご飯もどうやら偏食だし(コーラとかマクドハッピーセット的なやつとか)んー可愛い。

 

 

 

バイクもお似合い
デカいバイクにまたがって、どこでも出かけるリスベット。大型のバイクを操れる女性、ほんま格好いいよなぁ…。特に華奢な女性がブンブン乗り回してるの、本当に素敵。ちゃんとヘルメット被ってるところも、後半のノーヘルのまま追いかけるのも素敵。

 

 

 

●リスベットの性格の話

 

・とにかく強い
初っ端から、「どうやらこの人は精神がおかしい人だ」という事は、後見人がついていることやら、弁護士との面談がある時点で分かるけど、最後の最後で「放火して父親を殺そうとした」「全身の80%を火傷させた」って言われるまで、リスベットが異常者扱いされている理由は分からんじゃないですか。(まぁ服装がちょっと個性的ってのはあるけどさ)だから「どこがおかしいのかな…ぐへへ」って思って見てたけど、別におかしいとこなくない?きっと原作や続編を読めば・見れば、リスベットが父親を殺そうとした理由も分かるんだろうけど、この作品を見ている分には、後見人がつくほどの異常者には見えなかったなぁ。

 

仕事のやり方は違法だけど、その能力は桁外れに凄くて。あれは元来のモノなんだろうな。ハッキングの技術とか、並外れた記憶力とか、それによって証拠を積み上げていくパワーとか。(レイプ豚野郎の弁護士が、リスベットがお金欲しいって言って初めて家に呼んだ時、電話で家の住所を言ってたけど、リスベットがメモ取ってなくて凄いなぁ…と思ってたけど、ミカエルと初めて会ったときに資料渡されて「いらん、全部覚えた」って時にふぁーすげぇ…って思ったんですよね)

 

資料室で、どんだけ係の人に嫌味言われても自分の気が済むまで資料には全部目を通す
あの執着心。探偵?というか、あの職業があってるんだろうね。

 

 

・弁護士への仕返し
被後見人のおじいちゃんが倒れちゃって新しい弁護士がついたんだけど、そいつが豚野郎でして。最初だから色々突っ込んだこと(「HIVの感染歴は?」「異性との性交渉は?」)聞くなぁ…と思ってたけどただの自分の趣味のために聞いてただけっていう*1思い出しただけでも、なかなか胸糞悪いシーンだったよ、しばらくね。リスベットのことタイプやったんだろうか?それとも毎回そんなことしとんやろか?なかなか常習的な感じやったよね、やり口がね。んでも今までは被害者は泣き寝入りするしかなかったんでしょう…。しかし、リスベットは違うよん!!!

体を張って、身を挺して、証拠となる映像を撮って無事仕返しするんだけどさ、そこでカメラ置くまでのリスベット、後から思えばかなり演技してるよね(笑)「か弱い私」「逆らえない私」「寝るのは嫌だけど、お金借りるためだし…」と豚野郎の好きそうな女を演じてかーらーのーあの反撃ね(笑)あの弁護士の役者さんがいい感じに太ってるのもあるけど、本当に生々しくて嫌だったわ(笑)でもあの時のリスベットちゃん。目の周りが黒い感じのメイクにしてて、格好良かった…。

 

 

・ミカエルのこと、好きになっちゃった
最初は仕事の調査対象だったミカエルですが、面白い事件を一緒に追ううちに気になる存在に。何がキッカケだったんだろ…見れば分かるかな…覚えてないんだけど。

仕事の感覚っていうか、それが合ったんだろうね。今までリスベットは、仕事を頼む相手はいたんだろうけど、ここまでガッツリ一緒に仕事をする相手は多分いなくて。(多分友達もいなくて)後見人だったおじいちゃん以外、親しい人はいなかったんだよね。

でも急に現れたミカエルがフッと自分の中に入ってきて、心地よかったんだろうね。ミカエルも仕事のパートナーとしては本当に相性良いと思ってただろうけど、リスベットはそれを恋愛感情にも持っていっちゃったんだよね(´・ω・`)

 

ミカエルが銃で撃たれて頭怪我したとき、「消毒してくれ!」って言われてちゃんと(?)消毒したり、その後に寝る訳ですが。私は最初、リスベットがカメラ仕掛けた後だったから、誰かが覗きに来るための餌としてわざとミカエルと寝たんだと思ってたけど、あれは単純にミカエルを可哀想と思う気持ちというか男の人はセックスすると喜ぶんでしょ?私知ってるよ。だからミカエルに喜んでほしい。みたいな気持ちでやったんでしょうね。このシーンのモザイクは確かに笑えるくらい雑だったんですが、(もう本当素人がかけたみたいなモザイクです)どうやらR18版ではもうちょっとキレイに処理されているらしいから見てみたいけど!リスベットの裸体、美しいですよ。素敵。

 

んでその次の日の朝に「あなたとする仕事、好き」っていうのは、もはや告白ですよね!?!?違う!?!?素直になれないリスベットの告白だよね!?!?

 

その後も阿吽の呼吸で仕事をこなし、別々のルートだけど同じ犯人にほぼ同時に辿り着く二人。ミカエルが犯人(マルティン)に拉致されて、そこにリスベットが助けに来て、逃げるマルティンを追いかける時、「(マルティンを追いかけて)殺してもいい?」ってミカエルに聞いてから、意識朦朧としてるミカエルがちゃんと頷くまで待って、まるで犬のお預け→飼い主のGOサインみたいな流れで、ノーヘルのまま飛び出して行くリスベット。…可愛すぎか。本当に飼い主大好きな犬に見えたよ…。

 

ミカエルが、自身を訴えた実業家に反撃出来ないと知るや否やその相手にハッキングして、変装して、裏金を全部送金して、間接的にだけど死に追いやってさ。でもそれをミカエルには言わないじゃん!ミカエルは気づいていないと私は思うんだけど、リスベットも一生言う気ないよね!あれね!ただ好きな人(リスベットはあくまでも”友達”って言いきってるけどさ、そこも可愛い)の力になりたいんだよね、役に立ちたいんだよね。

 

盗んだであろう写真を持っていって、オーダーメイドで革ジャン作って、クリスマスにプレゼントしようとしてさ。後見人のおじいちゃんにも「友達ができたよ…」って報告してさ。そこからのミカエル嘘つきー!娘と会う約束って言ってたじゃんー!っていう悲しさね。仕事中はあの不倫女ほとんど出てきてなかったし、ミカエルもリスベットのことまんざらでは無いのでは!?と思いたかったけど、後半のハリエットの調査してロンドンに行ってた時、セックスの途中にミカエルがめちゃ冷静に「他の可能性なのかもしれない…」「ちょっと待って」→イッてから「で何だっけ?」のシーンね。ミカエルは全然集中してない訳じゃん。きっとリスベットに誘われたし、まぁ嫌じゃないからやるか、みたいな。その時点で全然リスベットのことは恋愛対象からout of 眼中だったのかもしれないね(´・ω・`)悲。あぁ…思い出しても悲しくなってきた…。ミカエルはたぶん悪くないんだけどさ…てゆかあの編集長むかつくよね!!ね!!

 

 

●内容の話

 

・謎解き感が素敵
怖いけど、あぁいうのワクワクしちゃうんですよね。
何故押し花が贈られてくるのか、ハリエットは何故いなくなったのか。ハリエットの残したメモは何なのか。あれが、ミカエルの娘の一言で聖書と関係あるんじゃないか…ってところあたりからじゃんじゃん解読が進んでいって、ポンポン真実が見つかってって、飽きることなく見られた。(158分あったらしいですが、全く長いと感じなかった)

写真を見て解いていくあたりは、写真の詳細が分かるまでは「え?どこに引っ掛かったの?」と思ってたけどやっぱ結局はマンパワーなんだな。あれはリスベットだけでは分からんことだったかもしれん。当時の警官が、証拠や資料を暗記しちゃうほど捜査してくれたってこともプラスだったよね。

 

結局は、マルティン父親が狂ってる奴で(レイプ癖のある反ユダヤの父を持つ男だったから、聖書になぞらえて女性を殺害してた)それをマルティンが引き継いで(ハリエットをレイプすることも引き継いで)ハリエットがそれに気付いて逃げ出した、みたいなことやったんかな?狂ってる奴に理由なんぞないんだろうけど、原作を読めばもうちょっとこの辺りちゃんと書かれていそうだな…とは思いました。(でも翻訳モノを読むの苦手なんだよなぁ)

 

どうやらスウェーデン版は3くらいまでシリーズ出ているらしいし、興味のあるうちに見てみたいなぁとは思います。でもリスベットちゃんが違うしなぁ…うーん悩む。

 

 

 

 

まとめ
リスベットが強いのに可愛い!
謎が最初は意味分からんけど、解決していくテンポが丁度いい!

 

 

 

盆休みにゆっくり見られて、よかったです。

これからはちゃんと感想だけでもアウトプットしていく癖をつけるぞー(^_-)-☆

 

*1:+_+

DALI ダリ展@京都市美術館

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たまたま見た、ルー大柴のポスターを見て行くことを決意し、お盆休みを活用して行って参りました。

 

半年前程に行った岡崎美術館の近く、京都市美術館へ初めて行ったんですが
大きい and デカい鳥居がすぐ側にある and 建物が立派
っていうだけで、まずテンションがあがる(笑)

 

数年前に葛飾北斎の展覧会へ行ったとき、音声ガイドがめっちゃ良かったので今回も利用しました。声は竹中直人ルー大柴じゃなかった(´・ω・`)

全作品のガイドがある訳じゃなんだけど、タイトルの横に書かれている説明だけじゃダリの作品は解読不可能だったので、正直今回は音声ガイド無しだったら全然面白くなかったと思う!(なので勝手にオススメします)

 

では、以下感想をば。(ネタバレあるよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダリが絵を描き始めた年代から、順を追って展示されてました。

私がダリについて知っていたことは「変なヒゲの人、変な絵を描く人」(時計がダランと溶けているようなやつね)だったんですが、いやぁ色んな時期を経たんだなぁ…とめっちゃ興味深かった。


有名な人(ピカソとか)を真似したり、自分の理論を確立したり、夫のいた女性と出会い、お互いに惹かれ合い、後々に結婚することになったり、日本が原爆落とされたことに衝撃を受けたり。

その過程明瞭で、分かりやすくて、これからダリの絵を何気なく見る機会があっても「あぁ、これはあの時期に描いた絵かもしれない」と予想が出来そうなほど、時期によって「別人か?」と思うほど、描いた絵が全然違うかった。

 

絵だけではなく、ブローチをデザインしたり、舞台の演出や衣装を手掛けたり、絵の描き方の本を作ったり、その才能はマルチで、でも独創的で。着眼点がすごいよね。全く理解は出来なかった(笑)作品を見て、タイトルを見て、クスッと吹き出したのは、生まれて初めてだったもんね(笑)

 

単純で、その時夢中になっていることには100%の情熱を注いで、その度に新しくゼロから初めて、徐々に自分のものにしていく過程が凄かった。エネルギー源と、尽きることない探求心が恰好いいよね、変人だけど。

 

ぶっ飛んでて、音声ガイドや説明文を読んでも理解は全然出来なくて「ダリはこう思ってたんですね、こう考えてこの作品を描いたんですね、なるほど」くらいの理解しか出来なかったけど。それぞれの作品はちゃんとダリ的理論にのっとって描かれたものなんよね、全部。ダリにとっては全部が、自分の意思を一貫している作品なんよね。きっと。だから、こんな時間を越えて、国を越えて展覧会をしても、沢山人が集まるのでしょう。

 

 

展示方法としては、何に(キャンバスなのか、紙なのか、木に描かれたものもありました)何で(鉛筆で、ボールペンで、油絵具で 等)が明記されてて非常に良かった。ミロのヴィーナスに引き出しがついてる作品(立体)があるのですが、フワフワの毛がついてて「これは…何?」と疑問に思ったけど、ちゃんと「ウサギの毛」って明記されてたから「あ、もしやこれは尻尾?」とか想像して楽しかったし。

 

 

個人的に一番好きな時期は、アメリカが日本に原爆を落としたことに衝撃を受け、そこから原子や分子などに関心を持った時期でした。何故かというと一番分かりやすかったから(笑)

 

絵のコンセプトとか、色の塗り方がシンプルなんだけどパキッとしてて、あんまり抽象的なものがなくて、たいへん好みでした。ただ、ダリは「サイの角」の形が好きだったらしく、それをモチーフにしたものが結構描かれていたけど、なんでサイの角なんだろうか…と、そこは理解出来なかった(笑)三角錐→サイの角。サイの角…もしかして調査したら、黄金比とかでめっちゃ理想的な形なのかもね。凡人には分からぬ。

 

 

上記の時期の絵のタッチも好きだけど、やっぱ終始思っていたのは「タイトルの付け方が変態だな!」ってこと!(笑)

 

端的なものから、はちゃめちゃなものまで。いや、はちゃめちゃなものでも分かるやつと分からんやつとあってさぁ…。

 

例えば『チェロに残酷な攻撃を加えるベッドと二つのナイトテーブル』は確かに残酷な攻撃を加えているから、はちゃめちゃだけ理解出来る。

 

『皿のない二つの目玉焼きを背に乗せ、ポルトガルパンのかけらを犯そうとしている平凡なフランスパン』は私にはちょっと分からなかった…(笑)

 

 


【まとめ】
作品を見てわかるように、ダリは変態だった!
でも、彼なりのルールに乗っ取り、素直で情熱的な芸術家だった!

 

 


美術を専攻していたわけでもないから、専門的なことは何一つ分からないですが
それでも感動したし、感激したし、興奮した2時間弱でした。